コンパクトヘビーバレルで山岳地域での取り回しい性能と命中精度を両立させた限定生産 M700 ADL
【弾丸重量の選択肢が広く精度が得られる１０インチ１回りのライフリング】
ライフル実包の燃焼速度とライフリングのツイストピッチは切っても切り離せない関係がある。
１から解説するととても長くなるので割愛するが、
Remington M700 ADL TAC 308win 20″ が採用しているツイストピッチ10インチ１回りは、国内で多く普及しているほぼ全ての308winの弾頭質量で高い命中精度が得られやすいという最大のメリットがある。
※本銃と同じ銃身長と仮定して、12インチ一回りのピッチだとおおよそ175grまでが精度が得られやすくなり、180grがいまいちな結果になり易いなどがある。）
【全長が1メートル弱の抜群の取り回し性能】
日本のような山岳地域では鬱蒼とした森の中や藪の中を移動しなくてはならない。
単純に全長が短いだけでもハンターのストレスや消耗する体力を激減させる効果が期待できる。
【精度を奪う発射時のバレルバイブレーション（銃身振動）を抑え込むヘビーバレル】
銃身へ大きな振動エネルギーを伝播させながら音速を遥かに超える速度で弾丸は撃ち出される。
バレルバイブレーションと呼ばれるこの現象はその振動エネルギーの大きさによって弾丸の命中精度に悪影響を与える。
長距離ライフル射撃大会などで用いられるマッチライフルは極太銃身が採用されるが、単純に銃身が太ければバレルバイブレーション効果を軽減させ高い精度を得られるのだ。
このように、優れた銃身プロフィールを獲得している Remington MODEL 700 ADL TAC 308win 20” だが、逆を言えばHSプレジションストックへカスタムしたり、トリガーをジュエルトリガーへカスタムする等、更に大きく化ける伸びしろがこの銃にはあるのだ。ポテンシャルは計り知れないライフルであると言えるだろう。
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