モジュール化を追求し実現した高い可用性を持つ

ベレッタ社のストレートプルボルトアクションライフル

BRX1 が採用しているツイストピッチ10インチ１回りは、国内で多く普及しているファクトリーロード308win実包の弾頭質量150gr～180grで高い命中精度が得られやすいという最大のメリットがある。

左利きのユーザーはもちろん、スコープから目を離す事無くボルトアクションをする為に敢えて右利きのユーザーもボルトを左側に配置するなどのテクニカルなカスタマイズが可能になる。

ストレートプルボルトアクションは引く、押すという操作のみとなる為クイックスローレバーやスコープレベリングツールなどのアクセサリーとの干渉が少ないというメリットがある。

1.1メートル前後の全長であれば枝に引っかかるなどのストレスを軽減してくれる。

単純に取り回し性能が高いと猟での体力消耗を抑えてくれるだろう。

本来ストレートプルボルトアクションはコスト高になりやすい設計なのだが、

銃身とボルトヘッドの交換により使用口径が変更出来るスイッチバレル機能を有しており、この機能は製造コストを高くして各部品の製造公差を極力少なくしないと実現できないのである。

コスト増となる要素が多数あるBRX1だが、他のヨーロッパメーカーのストレートプルボルトアクションの銃と比較してもまずまずの販売価格で実現出来ている点は大変評価できる部分である。

現代のライフルにおいてユーザーが知っておきたい銃身鋼材は大きく４つある。

そのうちの一つである冷間鍛造をBRX1は採用している。

冷間鍛造の銃身にも当然長所と短所がある為、知っていればよりBRX1の性能を引き出し短所をカバーすることは可能である。

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